おそれるべきは夢破れることではなく、力を尽くさぬことである。

ヒトコト

「失敗が怖い」は、実は本当の怖さじゃない

仕事をしていると、「失敗したらどうしよう」という気持ちがよぎる場面は多い。新しいプロジェクトに手を挙げるとき、大事なプレゼンの前、転職を考えるとき——そういう場面で、人は無意識にブレーキを踏む。

でも、この言葉はそれを真正面から否定する。怖いのは「失敗すること」じゃない。「やりきらずに終わること」だ、と。

おそれるべきは夢破れることではなく、力を尽くさぬことである。

シンプルな言葉だけど、仕事の文脈で考えると、これがなかなか刺さる。

「結果」より「プロセス」に後悔は宿る

心理学の研究でも、人が最も後悔するのは「失敗した経験」ではなく、「やらなかった経験」だとされている。挑戦して失敗した記憶は、時間とともに「あの経験があったから今がある」に変わっていく。でも、踏み出さなかった記憶は、ずっとそのままだ。

ビジネスの現場でも同じことが起きている。後から「あのとき動いていれば」と言う人は多い。でも、「あのとき動いて失敗したけど、よかった」と言う人も、それと同じくらいいる。

結果よりも、全力でやったかどうか。それが、長い目で見たときの自己評価を左右する。

仕事に置き換えると、こういうことだ

手を挙げることを恐れない

「自分には無理かも」と思っても、まず手を挙げてみる。結果がどう転んでも、手を挙げた事実は残る。それが次の機会につながる。手を挙げなかった人には、そもそも次がない。

「完璧になったら動く」をやめる

準備が整ってから動こうとすると、永遠に動けない。「力を尽くす」とは、今の自分の全力を出すことであって、完璧な状態になることではない。7割の準備で動いて、残りは走りながら考える。

失敗を「終わり」にしない

全力でやって失敗したなら、それは「終わり」じゃない。「材料」だ。次に活かせるものが必ずある。本当の終わりは、やる前に諦めたときだけだ。

「やりきった」という事実は、誰にも奪えない

うまくいくかどうかは、正直わからない。市場の変化、タイミング、運——自分でコントロールできない要素は山ほどある。

でも、「力を尽くしたかどうか」だけは、完全に自分次第だ。

夢が破れることは怖い。それは本当だ。でも、全力を出さないまま時間だけが過ぎていくことの方が、ずっと静かに、じわじわと怖い。

仕事でも、キャリアでも、自分のやりたいことでも——まず、力を尽くしてみる。それだけでいい。

おそれるべきは夢破れることではなく、力を尽くさぬことである。

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