「上司が正しい」は思考停止だ

ヒトコト

仕事をしていると、
「それ違うだろ」と思う瞬間が必ず来る。

でも、その違和感はこうやって処理される。
「まあ、上司が言うなら…」

はっきり言う。
それは従順じゃない。思考停止だ。


事実は忖度しない

数字は空気を読まない。
トラブルは上司の都合で消えない。
顧客は「上司が正しいから」で納得しない。

それでも、
上司の一言で事実を引っ込める組織は多い。

その瞬間から、
その職場は現実ではなく物語で動き始める。


上司が事実より正しくなると何が起きるか

起きるのは、だいたいこの3つ。

  1. 失敗の原因が曖昧になる
  2. 現場は黙る
  3. 同じミスを繰り返す

これを「安定」と呼ぶ会社もあるが、
外から見るとただの劣化だ。


若手は「知らない」のではなく「見えている」

若手は経験が少ない。
でも、現場に一番近い。

だから、

  • おかしさ
  • 無駄
  • ズレ

に最初に気づく。

それを
「経験不足」で片付ける上司がいるが、
だいたい自分が現場を見ていないだけだ。


上司は正しさで偉いわけじゃない

勘違いしがちだけど、
上司が上司なのは「正しいから」じゃない。

  • 決める立場にいる
  • 責任を取る立場にいる

ただそれだけだ。

事実を否定する権限は、
どの役職にも付いていない。


空気を読む人は評価され、事実を見る人は煙たがられる

短期的には、
空気を読む人のほうが楽だ。

怒られないし、
波風も立たない。

でも長期的には、
そういう人から順に考えなくなる

考えない人材は、
使いやすいが、代替可能だ。


結論:黙るのは楽、でも何も残らない

事実を言うと、
面倒が増える。

嫌われることもある。
評価が下がることもある。

それでも覚えておいてほしい。

事実より上司が正しい職場では、
成長できるのは「空気を読む能力」だけだ。

それでいいなら、
何も言わなくていい。

でも、
ちゃんと仕事がしたいなら、
事実から目をそらすな。

上司より偉くなる必要はない。
事実より誠実であればいい。

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