ドイツの商習慣って、最初は「損得だけで動いているのかな」と思っていました。
でも実際に業者とのやり取りを重ねてみると、そうでもない。
彼らは取引実績や信頼関係をとても大事にしていて、単に値段だけで決めるわけじゃないんです。
人と人とのつながりを重視している。
例えば、ある部品の仕入れ先で、わずか数ユーロ安い業者もあったのですが、長年付き合いのある別の業者を選びました。
理由は単純で、「この人たちは信頼できるし、何かあったときもきちんと対応してくれるから」です。
もちろん、結果としてコストも関わってくるので、「損得感覚がない」とは言えません。
ある意味、信頼関係を築くための時間や手間もコストの一部。
でも、そうした積み重ねがあるから、いざというときに安心して任せられるんですよね。


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