UK002: シャッターとパレットと私

イギリス編

日曜の夕方。庭でバーベキュー。
肉はちょうど食べごろ、そろそろ食べごろかな。。
「ああ、これぞ休日!」と家族と笑っていた、その時だった。
プルルルル……不穏に鳴り響く電話。

画面を見ると、セキュリティ会社。
「アラームがWENT OFFしました!」
──えっ、どこで?うちの会社で!?
一トングを投げ捨て、慌てて現場へダッシュ!

到着すると、倉庫のシャッターがガタガタ…。
どうやら突風で壊れ、センサーが反応したらしい。
泥棒かと思ったら、犯人は風。自然は時に一番のトリックスターだ。
仕方なくパレットを積んで即席の壁をつくり、応急処置。
気分はDIY戦隊、もしくは昭和のヒーロー。

思いがけないアクシデントに振り回されつつ、なんとか収束。
焼きかけの肉はすっかり冷えていたけれど、心には妙な達成感。
──そうか、こうやって人は鍛えられていくんだな。
毎日こんなことやってりゃ、そりゃ強くなるわけだ。

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