ある豪雪の日、仕事を終えてヘトヘトで帰宅すると、アパートの入口に怪しげな張り紙がペタッ。
「前の道を明日までに雪かきしなさい」
……差出人は、市役所なのか?それとも警察?はたまた町内の“雪かきパトロール隊”なのか?
とにかくお上からの通達っぽい雰囲気で、「これは逆らえないぞ…」と背筋がピンと伸びました。
そして気づけば、なぜかアパートの住人を代表して、私がスコップ片手に外へ。
夜の寒空の下、凍える指先、なかなか減らない雪…。
「ここはアルプスか?シベリアか?それとも冬の試練ゲームか?」と自問自答しながら、せっせと雪と格闘。
終わった頃には、すっかり汗だく&氷人間のハイブリッド状態。
でも翌朝、ピカピカに除雪された歩道を見て、なんだかちょっとした達成感。
(ただし、住人の誰も声をかけてくれず、拍手もなかったのはちょっと寂しい…笑)
ドイツの冬は、寒さだけでなく「雪かきという社会的ミッション」も一緒に降ってくるんだなあと、妙に実感した夜でした。
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